結論
低画質化を避けるには、十分な画素数の元画像を挿入し、Office側の画像品質・圧縮設定を確認してから、印刷向け品質でPDF化します。余白はページ内の配置領域であり、裁断用の塗り足しとは別です。PDF化後にページ寸法と画像を確認し、不足する画素は別の高品質画像へ差し替えるのが基本です。
自分で確認・修正する順番
- 元画像の状態へ戻るメール本文、SNS、画面キャプチャから取り出した画像ではなく、撮影時や制作時の元ファイルを探します。Word内で小さく見える画像でも、元の画素数が少なければ印刷拡大時に粗くなります。
- ページと画像品質を設定する用紙サイズ、向き、余白を注文内容に合わせます。Microsoft公式の案内を参照し、画像の既定解像度を高品質側にし、必要なら圧縮を無効にします。設定名や利用可否はOSと版で異なるため現在の画面を確認します。
- PDFを印刷向けに保存するPDF保存時に標準・印刷向けと最小サイズを選べる場合は、前者を選びます。ページ範囲、コメント、変更履歴など、意図しない情報が含まれないかオプションも確認します。
- PDFを拡大して比較するロゴの輪郭、写真の顔、細い文字、グラフを拡大し、元データとの差を見ます。PDFビューアーの表示補正だけで判断せず、可能なら実寸で試し刷りします。
印刷会社へ確認すること
- 配置画像に求める解像度と実寸での判断方法
- ページ端まで印刷する場合の塗り足し処理
- Office PDFを受け付ける際の変換・再現保証範囲
専門家へ頼む境界
- 元画像がなく、ロゴの描き起こしや写真の差し替えが必要
- 複数ページで画像と文章の位置が連鎖的に崩れる
- Wordと手元の原稿では指定の裁断外背景や加工用データを安定して作れない場合は、どの部分を別ソフトで調整する必要があるか相談します。Wordで作ったという理由だけで、すべてのデータを作り直す必要はありません。
相談・再入稿の前に用意するもの
- DOCXと書き出し前後のPDF
- 画像・ロゴの元ファイル
- 画質が気になる箇所のページ番号
- 注文サイズ、用紙、部数
- 印刷会社の画像と塗り足しの仕様
よくある質問
画像をWord上で小さくすれば鮮明になりますか?
使用寸法を小さくすると実効的な画素密度は上がりますが、元画像の圧縮跡やぼけは消えません。最終サイズで見て、必要なら元画像を差し替えます。
PDFの最小サイズは印刷に使えませんか?
文字中心なら問題が目立たない場合もありますが、Microsoftは高い印刷品質が必要な文書に標準設定を案内しています。入稿用とメール確認用を分ける方が安全です。