結論
原則は最終仕上がりと同じ縦横比・寸法でスライドを作ります。ソフトや印刷会社の上限により縮小データを使う場合は、倍率を印刷会社と合意し、画像の実効解像度、線幅、文字サイズも最終倍率で判断します。完成後のサイズ変更は配置を崩しやすいため、開始前の設定が重要です。
縮尺で作る場合は、拡大後の数値を見る
1/2サイズの原稿を200%へ拡大する場合、画像の実効解像度は半分になります。最終仕上がり寸法・制作寸法・拡大倍率をセットで記録し、印刷会社が縮尺データを受け付けるか確認してから使います。
自分で確認・修正する順番
- 仕上がりと制作倍率を決める印刷会社へ最終幅・高さを伝え、原寸制作か縮小制作かを確認します。縮小する場合は縦横を同じ倍率にし、注文メモとファイル名にも倍率を明記します。
- カスタムスライドサイズを設定するMicrosoft公式の手順で幅、高さ、向きを設定します。既存資料を流用する場合は複製してから変更し、自動調整後の改行、図表、写真のトリミングを全て見直します。
- 最終寸法で読める設計にする閲覧距離を想定して文字を決め、細すぎる線や淡すぎる配色を避けます。縮小制作では、配置画像が最終出力時に何倍へ拡大されるかを考え、元画像の画素数に余裕を持たせます。
- PDF寸法と倍率指定を確認するPDFを書き出してページ寸法を確認し、原寸でない場合は印刷会社へ拡大率を明記します。勝手な用紙フィットや縦横別倍率がかからないよう、注文内容とデータの対応を確認します。
印刷会社へ確認すること
- 原寸または縮小のどちらで作るかと指定倍率
- 大判用途で推奨される画像解像度と最小文字・線の基準
- 制作するスライド寸法に塗り足しを含めるか
- パネル分割、折り、ハトメなど加工位置のテンプレート
専門家へ頼む境界
- 複数スライドの内容を一枚の大判ポスターへ再構成する
- 縮小倍率と画像品質の計算ができず、写真を差し替える必要がある
- 折りや分割、什器への取り付け位置まで含むテンプレート調整が必要
相談・再入稿の前に用意するもの
- PPTXと書き出したPDF
- 最終仕上がり寸法と制作倍率
- 閲覧距離と設置場所
- 印刷会社のテンプレート、加工指示図
- 写真やロゴの元データ
よくある質問
2分の1サイズで作ると文字も半分にしますか?
データ上の文字寸法は半分になりますが、印刷時に全体を200%へ拡大すれば最終的な文字寸法は想定値になります。線幅や画像も同じ倍率で考えます。
A4資料をA1へそのまま拡大できますか?
A判同士は縦横比が共通ですが、写真の画素不足や閲覧距離に対する文字の小ささは別問題です。内容量と可読性を見て再レイアウトが必要な場合があります。