結論
横断幕は画面で細部を整えるより、設置場所と主な閲覧距離から文字量を絞ることが先です。実寸または指定縮尺で作り、周囲の縫製・ハトメ・袋縫いなど加工部へ重要な要素を近づけません。
縮尺データでは、完成時の解像度を確認する
1/10サイズで制作し、印刷時に10倍へ拡大するなら、制作時300ppiの画像は完成時30ppiになります。文字サイズや余白も同じ倍率で変わります。縮尺と完成寸法を明記し、解像度計算は完成時の使用寸法で行ってください。
自分で確認・修正する順番
- 設置条件を測る掲出できる幅と高さ、見る方向、主な距離、屋内外、固定方法を確認します。設置場所の写真へおおよその幕サイズを書き込みます。
- 一番伝える文を決める遠距離で読む人へ必要な店名、応援文、イベント名などを一つに絞ります。住所や長文は別の案内へ分け、文字の大きさを確保します。
- 画像を使用寸法で評価する写真やロゴを横断幕上で何センチに使うか決め、拡大率を確認します。ロゴはベクター、写真は可能な限り元画像を使います。
- 加工範囲を重ねて確認するテンプレート上で縫製、ハトメ、ロープ、袋縫いの範囲を表示し、文字・顔・ロゴを離します。縮尺で作る場合は線や効果の倍率も確認します。
印刷会社へ確認すること
- 仕上がり寸法、実寸または縮尺の作成方法、対応する最大データサイズ。
- 周囲縫製、ハトメ間隔、袋縫いなど加工範囲と安全な余白。
- 素材、屋内外の使用期間、防炎等の必要条件と選べる商品。
専門家へ頼む境界
- 数メートル幅に合わせ、元のチラシや画像を大判用へ再レイアウトしたい。
- 小さなロゴや写真しかなく、再作成・差し替え判断が必要。
- 指定縮尺、加工レイヤー、画像解像度をまとめて入稿仕様へ合わせたい。
相談・再入稿の前に用意するもの
- 設置場所の正面写真と設置可能寸法
- 主な閲覧距離と必ず載せる文言
- ロゴ・写真の元ファイル
- 希望素材、屋内外、掲出期間
- ハトメ等の固定方法
- 印刷会社のテンプレートと縮尺ルール
よくある質問
家庭用パソコンで実寸データを作れない場合はどうしますか?
印刷会社が指定する比率で縮尺データを作る方法があります。縮尺と必要解像度、線幅や効果の扱いを確認し、ファイル名にも縮尺を明記します。
チラシのデータを横に引き伸ばして使えますか?
引き伸ばすと文字や人物が変形し、画像も粗くなります。横断幕の縦横比に合わせ、要素を並べ直して大判向けの情報量へ整理します。