結論

書き出し形式をPDF(印刷)にしても、元画像の画素不足や画面と印刷の発色差が消えるわけではありません。使用サイズまで拡大した写真、鮮やかな色、淡い線、黒文字、QRコードを重点的に確認し、色の厳密さが必要なら印刷会社の推奨色モードや色校正の可否を先に聞きます。

この記事の内容
  1. 画面の100%表示と、原寸の印刷は別
  2. 自分で確認・修正する順番
  3. 印刷会社へ確認すること
  4. 専門家へ頼む境界
  5. 相談・再入稿の前に用意するもの
  6. よくある質問

画面の100%表示と、原寸の印刷は別

画面での表示倍率が100%でも、モニター上の長さが仕上がりのmm寸法と一致するとは限りません。QRコードや小さな文字は、最終PDFを拡大縮小せず出力した見本でも確認します。色の厳密な確認には、家庭用出力とは別に印刷会社の校正方法を確認してください。

自分で確認・修正する順番

  1. 写真を使用サイズで見る写真を元の大きさではなく、デザイン上で使う大きさまで拡大して確認します。SNSから保存した画像、画面キャプチャ、メッセージアプリ経由の画像は圧縮されていることがあるため、撮影時の原本へ差し替えます。
  2. 印刷で変わりやすい色を洗い出すモニターは発光し、紙は反射光で見るため、同じ印象にはなりません。特に強い蛍光感、暗部の階調、薄い色同士の差を重要箇所として記録し、ブランド色なら数値指定や色見本の扱いを印刷会社へ相談します。
  3. PDFを書き出して拡大確認するPDF(印刷)で書き出し、100%付近と高倍率の両方で写真、文字、線、透明効果を見ます。QRコードは拡大縮小しない原寸の試し刷りを行い、複数の端末で読み取りを試します。
  4. 必要なら簡易校正を取る大量部数や色が重要な商品は、本番前に少部数、簡易校正、本機校正など利用可能な確認方法を印刷会社へ聞きます。家庭用プリンターの色は本番機の保証には使わず、文字サイズや配置を見る用途と分けます。

印刷会社へ確認すること

  • RGBのまま受け付けるか、選べるCMYKプロファイルや変換方針があるか
  • 推奨する画像解像度と、大判印刷での判断基準
  • 色校正、簡易校正、少部数テストの提供有無

専門家へ頼む境界

  • 元画像が小さく、別画像選定、補正、再構成まで必要
  • ブランドカラーや商品色をできるだけ合わせたい
  • 透明効果や細線の出力結果を自分で判断できない

相談・再入稿の前に用意するもの

  • Canvaの編集リンク
  • 撮影時の元画像と現在使っている画像
  • 重要な色の指定値や既存印刷物の写真
  • 完成サイズ、用紙、印刷方式、部数
  • 読み取らせたいQRコードの遷移先

よくある質問

PDF(印刷)なら必ず300dpiになりますか?

CanvaはPDF(印刷)を高品質な印刷向けとして案内していますが、配置した元画像の情報量まで増えるとは限りません。入稿先の推奨値と実際の使用寸法で判断します。

画面と同じ色で印刷できますか?

完全な一致は保証できません。用紙、印刷方式、色変換、照明でも見え方が変わります。重要な色は印刷会社へ条件を伝え、必要に応じて校正を利用します。