結論

PDF/Xは印刷向けPDFの条件を定めた規格群ですが、どの版が最良かは印刷会社のRIP、商品、ワークフローで変わります。PDF/X-1aとPDF/X-4では色や透明の扱いなどが異なるため、最新だからという理由だけで選ばず、配布プリセットまたは明示された互換条件に従います。

この記事の内容
  1. PDF/X-1aとPDF/X-4の大きな違い
  2. 自分で確認・修正する順番
  3. 印刷会社へ確認すること
  4. 専門家へ頼む境界
  5. 相談・再入稿の前に用意するもの
  6. よくある質問

PDF/X-1aとPDF/X-4の大きな違い

規格確認する違い
PDF/X-1aCMYK・特色を中心とする色の条件があり、透明効果は分割・統合が必要
PDF/X-4管理されたRGBなどの色空間や、透明効果を保つ構成を扱える

どちらが常に上位・安全という意味ではありません。印刷会社が対応する規格とプリセットを指定している場合は、それに合わせます。規格に適合したPDFでも、住所・価格・ページ順の正しさは別に確認してください。

自分で確認・修正する順番

  1. 商品別の指定を特定する会社全体のFAQだけでなく、注文商品、作成ソフト、入稿方法に対応するPDFガイドを探します。テンプレート付属の説明やプリセットの版数も確認します。
  2. 元データを複製する規格変更で透明、色、画像圧縮が変わる可能性があるため、編集用の元データを残します。過去に使えた設定を上書きせず、注文ごとに書き出し版を分けます。
  3. 指定プリセットで書き出すプリセットを読み込み、ページ、トンボ・裁ち落とし、圧縮、色変換、フォント、出力インテントを確認します。プリセットを使ってもドキュメント側の塗り足し不足などは自動で直りません。
  4. プリフライトと目視を併用する規格準拠、色、フォント、透明、画像解像度、ページ寸法を検査し、さらに文字化け、画像抜け、細線、ページ順を目視します。規格準拠表示だけで内容校正が済んだとは考えません。

印刷会社へ確認すること

  • 必要なPDF/X規格、互換バージョン、指定プリセットの配布場所
  • 透明を保持するか分割・統合するか、特色を残すか
  • 規格準拠していても受付不可になる商品固有条件

専門家へ頼む境界

  • 指定ソフトがなく、既存PDFを規格準拠へ安全に変換できない
  • 透明・特色・プロファイルが複雑で、変換後の版を検品する必要がある
  • 多数ページをプリフライトし、エラー修正と再書き出しが必要

相談・再入稿の前に用意するもの

  • 印刷会社のPDFガイド
  • 指定プリセット
  • 編集可能な元データ
  • 現在のPDF
  • プリフライト結果

よくある質問

PDF/X-4が新しいので常に最適ですか?

透明を保持できるなどの特徴がありますが、入稿先が別規格を指定するならその工程に合わせます。新旧だけで優劣を決めません。

『高品質印刷』プリセットでも入稿できますか?

受付可否は会社次第です。PDF/X規格、色変換、裁ち落とし、フォントなど指定条件と一致しているかを確認してください。