結論
縦横比が同じでも、全体を約70.7%に縮めるだけでは小さな文字やコードの実用性が落ちます。A5で残す情報を決め、本文・地図・申込導線を実寸で組み直す方が安全です。
縮小すると、文字と塗り足しも小さくなる
A4からA5への縮小率は約70.7%です。全体を同比率で縮めると、10ptの文字は約7.1pt、3mmの塗り足しは約2.1mmになります。入稿先がA5でも3mmを指定していれば、背景をその幅まで延ばし直す必要があります。指定サイズに収まっただけで完了にしないでください。
自分で確認・修正する順番
- 仕上がりサイズを確定するA5の縦・横、片面・両面、塗り足しを含むデータ寸法を印刷会社の案内で確認します。A4 PDFの印刷設定だけをA5に変える方法と、入稿データ自体の変更は別です。
- 重要度で情報を分けるタイトル、日時、申込方法など紙面で必須の情報を残し、長い説明はWebへ移す選択もします。全要素の均等縮小だけに頼りません。
- 小さくなる要素を再調整する本文、注記、地図内の文字、QRコード、細い線をA5上で確認します。余白を詰めるより、段組みや改行を変えて読みやすい大きさを保ちます。
- 100%で試し刷りするPDFビューアの「用紙に合わせる」を切り、A5原寸で印刷します。離れて見る見出しと、手元で読む本文の両方を確認します。
印刷会社へ確認すること
- A5商品の仕上がり寸法、塗り足し、セーフティー範囲。
- 元のA4データを自動縮小して受け付けるのか、A5サイズでの再入稿が必要か。
- 二つ折りやミシン目など加工がある場合の位置指定。
専門家へ頼む境界
- 情報量を減らせず、文字の優先順位をつけた再レイアウトが必要。
- 元データがPDFや画像のみで、個々の要素を動かせない。
- 地図、表、QRコードが多く、縮小後の視認性を判断しにくい。
相談・再入稿の前に用意するもの
- 元のA4編集データまたはPDF
- A5でも必ず残す情報の一覧
- 削除またはWebへ移せる文章
- 利用する印刷会社のA5テンプレート
- 配布方法と主な読者層
よくある質問
A4のPDFを50%にすればA5になりますか?
面積の関係をそのまま50%と考えるのは誤りです。また正しい縮小率でも、塗り足しと文字サイズの調整が別途必要です。入稿先のテンプレートへ合わせて確認します。
写真の画質は縮小すると悪くなりますか?
通常は同じ画像を小さく使うことで実効的な解像度は上がります。ただし元から粗い画像、強く圧縮されたPDF、再保存を繰り返した画像は別途確認が必要です。