結論

法令や業界上必要な表示内容は事業者側で確認・確定し、制作では渡された原稿を読みやすく配置します。シールの寸法を先に決め、貼る容器の曲面や色、冷蔵・屋外などの使用環境も印刷会社へ伝えます。

この記事の内容
  1. 表示内容の確認と、印刷データの確認を分ける
  2. 自分で確認・修正する順番
  3. 印刷会社へ確認すること
  4. 専門家へ頼む境界
  5. 相談・再入稿の前に用意するもの
  6. よくある質問

表示内容の確認と、印刷データの確認を分ける

食品ラベルでは、印刷会社が再現できる文字サイズだけでなく、食品表示制度上の表示事項や文字の条件も確認します。表示内容は販売者側で根拠を確定し、不明点は消費者庁の資料や所管窓口で確認してください。データ修正の依頼だけで、表示内容の適法性まで確認済みになるわけではありません。

自分で確認・修正する順番

  1. 表示原稿を確定する商品名、内容量、原材料、保存方法、事業者情報など、必要な項目を一つの原稿へまとめます。必要表示の判断そのものをデザイナー任せにしません。
  2. 貼付場所を測る容器の平らな範囲、曲面、継ぎ目、蓋の段差を測り、シールが浮かない寸法を決めます。画面上の好みだけでサイズを決定しないようにします。
  3. 情報の階層を作る商品名、種類、重要な注意、詳細表示を役割別に分けます。全てを同じ大きさにせず、必須情報を読める文字サイズで収めます。
  4. 実寸の仮貼りをする家庭用紙に輪郭と文字を原寸出力し、切って容器へ貼ります。正面からの見え方、曲面で隠れる位置、バーコード等の読み取りを確認します。

印刷会社へ確認すること

  • 紙・フィルム・透明素材など、内容物と使用環境に合う基材と粘着。
  • シール寸法、角丸、塗り足し、カット方法に必要なデータ。
  • 冷蔵、水濡れ、油、屋外、再剥離など想定条件に対応する商品か。

専門家へ頼む境界

  • 確定原稿はあるが、小さな面積へ読みやすく整理できない。
  • 商品シリーズごとに名称や色を替え、統一感のある複数版を作りたい。
  • 現物ロゴしかなく、シールサイズでも鮮明なデータへ整える必要がある。

相談・再入稿の前に用意するもの

  • 掲載内容を確定したテキスト原稿
  • 希望寸法と貼付面を測った写真・図
  • 容器の色と材質、使用環境
  • ロゴ・写真・バーコードの元ファイル
  • 商品ごとの変更項目一覧
  • 印刷会社のテンプレートと希望部数

よくある質問

必要な表示内容もデザイナーに考えてもらえますか?

配置や読みやすさの相談はできますが、商品ごとに必要な表示の判断は事業者が責任をもって確認します。確定した文言を支給するのが安全です。

小さい文字は何ポイントまで使えますか?

書体、印刷方法、素材、文字色で読みやすさが変わるため一律には決められません。印刷会社の基準を確認し、実寸校正や試作で判断します。