結論
分版プレビューで実際に出力される版名と使用箇所を特定し、注文内容に含まれない特色だけをプロセスカラーへ変換します。色見本帳の名前が付いていても、特色として刷るのか、CMYKで近似再現するのかは別問題です。ブランド色や白版、箔版など必要な版を誤って統合しないよう、印刷会社へ版名とデータ形式を確認し、同義の特色名は一つに整理します。
似た色名でも、同じ用途とは限らない
同じ色に見えても、通常印刷の特色と白版・加工版は別の用途です。色名だけでまとめず、各オブジェクトがどの版に出るか確認します。必要な加工指定までプロセスカラーへ変換しないようにしてください。
自分で確認・修正する順番
- 注文する版構成を書き出すプロセス4色だけか、特色を追加するか、特色だけかを注文仕様から整理します。白版や加工版は通常の色版と別に扱われるため、名称も控えます。
- 分版プレビューで使用箇所を見る版を一つずつ表示し、特色がどのオブジェクトで使われているか確認します。スウォッチ一覧にあるだけの未使用色と、実際に出力される色を分けます。
- 不要な特色だけ変換・統合する通常カラーとして刷る要素は、注文先のカラー条件に従いプロセスカラーへ変換します。同じ特色が別名で重複している場合は、正しい一つの版名へ統合します。
- 完成PDFで版数を再確認する配置データ内部の特色が再び現れることがあるため、書き出したPDFでも分版を確認します。版名、ノックアウト、重なり方を印刷会社へ伝えます。
印刷会社へ確認すること
- 注文商品で許可される版数と特色の指定方法
- 必要な特色名、濃度、オーバープリント設定
- 特色をCMYKへ変換する場合の色差と校正方法
専門家へ頼む境界
- 白版・箔版・ニス版と通常色が複雑に重なっている
- 配置PDF内部の特色を元データなしで修正する必要がある
- ブランド指定色の近似や色校正まで任せたい
相談・再入稿の前に用意するもの
- 注文内容と予定する色数
- 特色が検出されたPDF
- 編集元データと配置ファイル
- 正しい特色名や色指定
- 仕上がり見本
よくある質問
特色名が残っていても見た目が同じなら問題ありませんか?
画面上で同じでも別版として出力され、注文色数や料金、重なり方が変わる可能性があります。完成PDFの分版結果で判断してください。
未使用の特色スウォッチも削除すべきですか?
未使用なら出力へ影響しない場合が多いですが、入稿検査で警告になることがあります。必要版を確認したうえで整理し、最終PDFに余分な版がないことを確かめます。