結論
完成イメージだけでなく、どちらの面から見て凸か凹か、通常印刷や箔と重ねるかを明記します。細かな写真をそのまま版にせず、ロゴや文字を加工に向く単純なベクター形状へ整え、紙厚や裏面への影響を印刷会社へ確認します。
凹凸の方向を、見える面から指定する
「ロゴを浮き上がらせたい」「ロゴをへこませたい」を、完成品のどちらの面から見た希望かとともに示します。画面上の影や立体効果を付けた画像だけでは、加工の方向や深さは指定できません。
自分で確認・修正する順番
- 凹凸の向きを図示する完成品の正面を決め、その面から見て盛り上げるのか、へこませるのかを書きます。断面の簡単な図も付け、表裏の呼び方だけに頼りません。
- 加工する形を選ぶロゴ、文字、模様のうち凹凸にする範囲を一色で示します。濃淡のある写真や極端に細かい模様は、加工用に単純化します。
- 他の要素と距離を取る断裁、折り、箔、細かな印刷文字との距離を確認します。凹凸の裏側に重要文字を置かないなど、両面のデザインを同時に見ます。
- 素材サンプルで判断する紙の厚さや柔らかさで凹凸の出方が変わります。可能なら同じ素材の加工見本や試作を確認し、画面上の影だけで深さを決めません。
印刷会社へ確認すること
- エンボス・デボス・空押し等、希望効果に対応する加工名称と向き。
- 使用用紙、加工できる範囲、最小線・最小間隔・ベタ面積。
- 裏面への影響、両面印刷、箔押しとの組み合わせ可否。
- 加工版データの特色名・レイヤー・ファイル構成。
専門家へ頼む境界
- 画像ロゴを凹凸加工向けの単純なベクター版へ整えたい。
- 印刷版・箔版・凹凸版を分け、重なりも含めて入稿データを作りたい。
- 箱の展開図上で、組み立て後の正しい面へ加工位置を配置したい。
相談・再入稿の前に用意するもの
- 加工したいロゴ・文字・模様の元データ
- 凸または凹にする範囲を塗った指示図
- 完成品の表裏と凹凸方向が分かる断面図
- 通常印刷・箔との重なりイメージ
- 仕上がりサイズ・用紙・商品用途
- 印刷会社の加工仕様とテンプレート
よくある質問
エンボスとデボスの違いはデータにも表れますか?
版形状に加え、どちらの面を完成正面とするかの指示が重要です。同じ形に見えるデータでも加工方向が逆なら仕上がりは変わります。
カラー印刷のロゴへぴったり重ねられますか?
組み合わせ可能な場合はありますが、わずかな位置ずれを考える必要があります。境界を完全一致させる設計が適切か、印刷会社へ相談します。