結論
平らな二面印刷として考えず、透明シートが折られ、表裏の絵が重なって見える製品として設計します。専用テンプレートに沿って、溶着部・指抜き・折り位置を避け、白版を使う範囲と透かす範囲を完成模型で確認します。
普通紙では透明部分の仕上がりは確認できない
紙の仮見本では表裏・向き・配置を確認します。透明素材での透け方や白インキの見え方は再現できないため、そこを確認したい場合は素材見本や印刷会社が用意できる校正方法を相談してください。
自分で確認・修正する順番
- 製品テンプレートを読む仕上がり線、折り、溶着、指抜き、表面・裏面の表示を確認します。一般的なA4紙の寸法だけでデータを作り始めません。
- 三つの状態を描く空の透明状態、白い紙を入れた状態、印刷面を正面・裏面から見た状態を簡単な図にします。各絵がどの状態で見えるべきか決めます。
- 白版とカラーを分ける不透明に見せる部分、素材を透かす部分、紙を入れたときにだけ発色させる部分を塗り分けます。白版データ自体は印刷会社の指定に合わせます。
- 紙模型で向きを確認する表裏の確認画像を紙へ出し、折ってクリアファイルの形にします。文字の反転、表裏の重なり、溶着で隠れる要素を確認します。
印刷会社へ確認すること
- 製品サイズ、表裏の向き、折り・溶着・指抜きの位置。
- カラー版と白版のレイヤー・特色・重なりの指定。
- 透明表現、全面白版、部分白版など選べる印刷方法。
- 紙を入れた状態の試作や簡易校正が可能か。
専門家へ頼む境界
- 表裏と内側の向きをテンプレート上で判断できない。
- 透明部分を活かした白版とカラー版を組み合わせたい。
- 紙を入れると絵が変化する仕掛けを、ずれを考慮して設計したい。
相談・再入稿の前に用意するもの
- 印刷会社のクリアファイル専用テンプレート
- 表・裏・紙入り状態の完成イメージ
- イラスト、写真、ロゴの元ファイル
- 透明にする箇所と白版を敷く箇所の指示図
- 文字を読ませる面と向きの指定
- 希望部数・納期・校正の要否
よくある質問
白い部分は印刷しなければ白く見えますか?
素材が透明なら、印刷しない部分は透明になります。白く見せるには白インク用の白版が必要な場合があるため、商品仕様を確認します。
表と裏を別々のA4データで作ればよいですか?
製造用テンプレートでは一続きの展開や独自の面向きが指定されることがあります。必ず利用先のテンプレートへ配置し、確認画像も添えます。