結論
先に箱の形状と内寸を確定し、利用する印刷会社が支給する展開図を正本にします。展開図だけを眺めて判断せず、紙模型を組み立て、正面・背面・天面・底面と糊代を対応させてからデザインします。
展開図の線を動かす前に
収まりが悪くても、製造用の切り線や折り線を自己判断で移動しないでください。箱の寸法や組み立て構造に関わる変更は、製造会社に確認します。デザインの配置調整と、箱そのものの構造変更は別の作業として依頼してください。
自分で確認・修正する順番
- 商品と箱の条件を確定する商品の幅・奥行き・高さだけでなく、緩衝材、内袋、説明書を含む必要内寸を確認します。箱の開け方、陳列方向、封緘方法も決めます。
- 展開図へ面名を付けるテンプレートを複製し、正面、背面、左右、天面、底面、糊代を色分けした確認図を作ります。加工線そのものは勝手に動かしません。
- 原寸模型を組み立てる確認用出力を切って折り、商品を入れます。上下が逆になる面、フラップで隠れる範囲、開封時に最初に見える文章を実物で確認します。
- 重要要素を安全な位置へ置くロゴ、商品名、バーコード、注意書きを断裁線・折り線・糊代から離します。面をまたぐ柄は折りや組み立てのずれを想定してつなぎ方を調整します。
印刷会社へ確認すること
- 箱の内寸・外寸、紙厚、展開図の版と、加工線を変更してよい範囲。
- 罫線、抜き線、糊代、印刷不可範囲を示すレイヤーの扱い。
- 白版、箔、ニスなどを使う場合の追加データと重なり条件。
- 本生産前に無地サンプルや色校正を頼めるか。
専門家へ頼む境界
- 展開図を読めず、組み立て後の面向きまで含めて配置してほしい。
- 別サイズへの展開で、文字・柄・写真を面ごとに再調整する必要がある。
- 抜き型から新規設計し、加工会社とデータ条件をすり合わせる必要がある。
相談・再入稿の前に用意するもの
- 商品と同梱物の実寸・重量・写真
- 希望する箱形状と開封方向
- 印刷会社支給の最新展開図
- ロゴ、写真、文章、バーコードの元ファイル
- 面ごとに載せる内容を記したラフ
- 希望部数・用紙・加工・納期
よくある質問
箱の寸法を伝えれば展開図も作ってもらえますか?
対応範囲は依頼先によります。既製テンプレートへの配置と、構造から設計する作業は別なので、内寸・商品重量・素材・数量を伝えて見積もりを分けます。
パッケージのPDFだけで印刷できますか?
加工線、塗り足し、特色や画像品質など必要情報が揃っていれば可能な場合があります。確認用PDFしかない場合は、編集データからの再構成を求められることがあります。